ジェネラルパーパス・テクノロジー
ジェネラルパーパス・テクノロジー―日本の停滞を打破する究極手段 (アスキー新書 70)
- 作者: 野口悠紀雄,遠藤諭
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2008/07/10
- メディア: 新書
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ASCII.jpの記事につられて読んでみた。
http://ascii.jp/elem/000/000/151/151210/
:
- 第1章 ITは経済社会の基幹技術
- 第2章 ITとは何か?―ITへの移行を、コンピュータと情報システムの観点から見る
- 第3章 日本の情報システムはどうなっているか?
- 第4章 日本の電子政府は「おもちゃ」
- 第5章 ITが経済社会の基本構造を変えた
- 第6章 未来への選択
2章のコンピュータの歴史や、4章の電子政府の文句は「そんなの知ってる」的などうでも良い内容。
1章は面白い。さらに「はじめに」も必見。日本がITで弱いと言われていることの構造的問題点を明らかにしている。
5章と6章はあまり面白くないが、重要なエッセンスがある。ただし、IT系の記述は間違いも多い。ITの専門家では無いので仕方ないんだろうけど。
インターネットはクライアント=サーバ型じゃない
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/c/107cc5b12fd169b05dce9ecf7d850ccd
個人的に気になって点は、Appleは水平分業なのか?という点。むしろAppleはハードからアプリケーションまで一手に手がけるメーカー的な会社。その強みを生かしていると思う。(もちろん生産は、EMSにしているが)
結局は一長一短なので、どちらが良いというものではないと思う。