シリコンバレーカンファレンス 2011 感想
2011年3月10日〜16日にかけて、シリコンバレーカンファレンスのため、サニーベール近辺に滞在していました。
今更ながら感想を書きたいと思います。
シリコンバレーカンファレンス
http://www.jtpa.org/event/svtour/000532.html
とは言っても、サニーベール到着の翌日に、例の東日本大震災が起こりまして、正直言って日本が気になって仕方がない滞在でした。
1日目
午前は近くを観光。が、おもしろいところはなかった。。。
勤め先の子会社に当たる、IP Infusion を訪問。
むこうでのキャリア形成について話をしていただく。
コネが重要、ビザ大事、学歴大事。この3つは滞在中、全ての人が言っていたことでした。
夜は知り合いの方と会食。非常にいろいろなお話を聞くことができました。
2日目
1日中。シリコンバレーカンファレンス
いろいろな方と話ができました。
ここでも、コネ、ビザ、学歴の話が多かったかな。
でも、留学胃が良いにもいろいろな方法でシリコンバレーで働いている方が居ることが分かりました。
3日目
午前は観光。近くの観光スポット、「ウィンチェスター・ミステリーハウス」へ。
僕は、豪邸巡りがプチ趣味で、かなりおもしろかったです。
http://www.winchestermysteryhouse.com/
午後は、シリコンバレーカンファレンスで話されていた方の家でホームパーティー。
あいにくの雨でしたが、広々とした家の中でいろんなお話を伺うことできました。
また、そこに梅田望夫さんが登場。
梅田望夫の、「アントレプレナーは、もうシリコンバレーに来なくて良いと思う。」という趣旨の発言が興味深かったです。(アントレプレナーは、起業家とか開拓者とかそういう意味)
梅田さんが言うには、、、
10年前のシリコンバレーはルールがなかった。インターネットという新しいものに対して、血気盛んな若者が調整する、おもしろい舞台だった。
でも、今のシリコンバレーには投資のためのルールがきちっと整備されている。そこで、日本のアントレプレナーが活躍するのは難しい。いかに優秀でも、言語の壁がある分、現地の優秀なやつにより不利になる。純粋な技術者として活躍するなら良いが、血気盛んな若者で「何かしたい」と思っているような人なら、もっとルールが整っていない、おもしろいところに行くべきだ。中国とかアフリカが良いかもね。
という事でした。
もちろん、情報処理関係の仕事をしていて技術が好きで好きで仕方ない人にとって、シリコンバレーは世界一の会社が集結している、良い舞台だそうです。
この話で、かなりシリコンバレーについてのイメージがハッキリしたように思います。
4日目
午前中は Google へ。何から何まですごい施設。驚きっぱなしでした。
ランチも超豪華。こちらで食べたもので、一番おいしがったのはGoogleのランチでした。
午後は、Facebook へ。
オフィスの雰囲気がGoogleと全く違い、広々と自由な雰囲気にあふれていました。
5日目
1日観光。
ようやく、サンフランシスコの町を散策できました。
が、あいにくの雨でゴールデンゲートブリッジは見えませんでした。。。
夜は、お知り合いの方と会食。
6日目
帰国の日。
サンフランシスコにある Twitter のオフィスを見学。
多少、自由な雰囲気はありますが、都会にあるので、良くも悪くも東京のオフィスとよく似ていました。
ナレッジルームが広いのがうらやましいぐらい。
やはり、成長を維持すべく、Twitter もいろいろしているということをお伺いできました。
また、Twitter は SNS ではない、とハッキリ言っていたのも印象的でした。
その後、お知り合いの方にカフェでお話を聞きました。
で、帰国。
日本行きの飛行機は予想通りガラガラでした。。。
全体として、シリコンバレーの会社も、ふ〜ん、こんなもんか、という点が多かったです。
Google の福利厚生は別格でしたが、それ以外は普通というのが印象です。
また、いろんな方に聞くと、給料はいいけど、出費も多いし、急に解雇されることも多いと言うことで、そんなに良いというような印象は受けませんでした。もちろん、スタートアップで成功された方はものすごいことになっていますが。
ただ、海外との接点は重要かなと思いました。シリコンバレーに限らず。なので、「留学&シリコンバレーで働いてみたい」という漠然としたイメージは、「留学&海外で働いてみたい」というさらに漠然としたイメージに変わりました。。
まぁ、「あこがれの場所」みたいな存在だったシリコンバレーが、普通の存在に感じられたのは良かったと思います。
後、リスニングと発音がヘボ過ぎたのを実感。。もっとも、Facebookで話してくださった日本で生活経験のある方の英語は完全に理解できたし、私の質問も伝わっていたようです。つまり、日本人にわかりやすい英語をしゃべっている人の事は分かるけど、現地人の話す言葉は全然分からないという状況でした。。やっぱり、暮らしてみないとだめなのかなと思った次第。
まぁ、勉強します。