AgICの使い方が分かった気がする
個人的に、こういうのが欲しいなという話です。(もうAgICの社内では作ってたりしますかね?というのが気になったので、記事にしてみました)
ベンチャー企業の作っているAgICという導電性インクのペンがあります。
これがなかなか面白く、ペンで、回路・基板を作る気分が味わえます。また、プリンターで印刷できるインクも売っています。(ブラザーのプリンターの替えインクとして使えるそうです。)
これ、面白いのですが、使いどころが分かりませんでした。そのため、KickStarterで買った後も、死蔵してたのですが、昨日、はたと「そうか、ブレッドボードに使えば良いんだ。」と思いました。
以下のような感じで、ブレッドシートの下に、AgIC で書いた回路を敷く感じです。
横から見ると、こんな感じ。
置いただけだと、うまく導電しなかったので、クランプで押さえています。
ブレッドボードでの試作というのは、非常に楽しいですが、ミスの多い工程でした。
おそらく、回路図から、直接、ブレッドボードを作り上げていく場合が多いと思いますが、一部の配線を忘れたりしがちでした。
例えば、以下のような、設計をしたとします。
非常にシンプルですが、ブレッドボードにすると、以下のような配線になります。
上記の回路図とブレッドボードの図は、Fritzingというソフトで作成した図ですが、これがある事で、ブレッドボードの配線を事前に確認してから試作できるようになり、かなりミスが減ったと思います。
実際に配線すると、以下のような感じに。。
こんな簡単な回路ではミスはしませんでしたが、少し配線が増えるだけで、ミス率は、飛躍的に増える気がします。
ので、AgICで印刷して欲しい!と思ったわけです。 Fritzingのようなソフトで回路を作成し、配線図を作成し、それに従ってブレッドボードのようなモノに部品を指し、その裏にAgICを印刷した紙を置いて、板などで、圧着するだけで、試作完成!というようなイメージです。
こういうモノってもう誰か作ったりしていますかね?